バッファーって何?愛用エフェクター調べたら最強ノイズ対策状態!バッファードバイパスだらけだった
こんにちは!ギタライダーです!わたくし事ですがギター歴19年目を迎えました!
さて、今回はバッファの役割について!バッファって音作りをする上で大事な要素なんですが…じつはなんなのかよく分からなかったんですよね(笑)。「このエフェクターをバッファとして使ってて…」って話されてもポカ~ン…
そんなよくわからない状態から抜け出したい!よく分からんぼんやりしたことは調べてアウトプットするのが自分の糧にもなる!というわけで備忘録も兼ねてバッファの役割、考え方をまとめました!
「ギター歴重ねてきたけどよく分からない」「バッファってなんだ?難しいのか?」そんな疑問から一緒に脱却していきましょう!ではどうぞ!
バッファってなに?
役割は音質劣化をふせぐ
バッファはエレキギターから出る電気信号を強靭にしてノイズや音痩せから防いでやる、というもの!エレキギターの電気信号をマッチョにしてやる、という使い方になります!

エフェクターをたくさんつなぐと音痩せや音質が劣化する、高音域が削られる、なんて耳にしたことがある方もいるでしょう。音痩せや音質劣化などからギターの音を守ってくれるのがバッファなんです!
そのため、バッファはエフェクターの先頭につなぐのが一般的な使い方になります!
電気信号を強くする原理
バッファの原理は「ハイインピーダンスをローインピーダンスにする」というもの。なんのこっちゃ?ですよね(笑)
通常、エレキギターから出る電気信号はハイインピーダンスと呼ばれる状態。インピーダンスとは抵抗(オームΩ)のこと。抵抗の値が高い状態をハイインピーダンスといいます。
このハイインピーダンスという状態はエレキギターの音作りをするときのノイズや音痩せの原因になります。
ノイズには抵抗値が高いとノイズが大きくなるという性質があります。また、電流も通りにくい。エレキギターの音は電流に乗ってアンプまで移動しますが抵抗があるので移動通しづらくなるわけです。

抵抗が低い状態、つまりローインピーダンスに変換することでノイズが乗りにくく、かつ電流が通りやすくなってエレキギターの音を劣化から守ってくれるというわけ!

ちなみにノイズから電気信号を守ることをシールドする、といいます。エレキギターで使うシールドケーブルもノイズから守ることに由来しています!
バッファペダル
エフェクターのなかにはバッファペダルというものがあります。これは文字通りバッファ機能だけに特化したペダル。
僕がバッファペダルについて調べていないので詳しく書けませんがメーカーごとに特色のあるペダルを出されています。
バッファペダル以外にもバッファとしての役割を持つエフェクターがあります。バッファードバイパスというバイパスをもっているエフェクターはバッファ機能を搭載しているためバッファとしても使えます。
【小ネタ】英語辞典でbufferをひいてみた
バッファは英語でbuffer、意味は「緩衝材」。衝撃をやわらげるもの、というニュアンスを持つ言葉です。
バッファはバッファ・アンプ(buffer amplifier、訳:緩衝増幅器)という電子機器の回路から来ています。この回路は電圧を増幅させずに電流を増幅させるという機能を持っています。
V(電圧)=R(抵抗)×I(電流)って覚えていますか?エレキギターのバッファも電圧(V)を変えないままインピーダンス(抵抗・R)を下げてやるので電流(I)が増えるという仕組み。
回路としてのバッファアンプの仕組みをエレキギターに取り入れたのがエフェクターのバッファってわけです!
バッファードバイパスとトゥルーバイパス
それぞれの機能
エフェクターにはバッファードバイパスとトゥルーバイパスのどちらかが備わっています。大きな違いは「エレキギターの原音をそのまま通すのか通さないか」
バッファードバイパスはその名のとおりバッファ処理をして、電気信号をハイインピーダンスからローインピーダンスに変えます。バッファードバイパスのエフェクターでは電源が必須、かつ電気信号は必ずバッファ回路を通るようになっています(下の概念図参照)。

図を見ていただくと分かるようにバッファ回路ではエフェクトON・OFFにかかわらず必ずバッファ処理が行われます。また電源がないとエフェクターで電気信号が止まって音も出なくなります。
一方トゥルーバイパスはエレキギターの電気信号をそのまま通すつくりになっています。つまりハイインピーダンスの信号ならハイインピーダンスのまま、ローインピーダンスならローインピーダンスのまま信号が通る、ということです。

基本的には電源がなくてもエフェクターのなかを電気信号が通り抜けてくれて音を出すことができます。(※トゥルーバイパスでも通電していないと信号が通らないタイプもあります)

※この図はあくまで回路の概念図なので実際の回路とは異なります
見分け方
じゃあどうやって見分けるの?って話ですがこれはスペック表やエフェクター本体を見て調べるしかありません…

ときどきバイパスに関する表記がないエフェクターがあります。そんな場合の見分け方も一応あります。無通電の状態でも音が出せるエフェクターはトゥルーバイパス、通電状態でのみ音が出るエフェクターはバッファードバイパスというものです。
バッファ回路は電源があって初めて動作する回路。そのため電源がないと電気信号はバッファ回路を通れない。理屈にかなった見分け方ですね!

ただし、前述したようにトゥルーバイパスでも通電時のみ音が出るタイプもあります。絶対見分けられる方法ではないので要注意!
ちなみにBOSSさんのエフェクターはほとんどの機種がバッファードバイパスだったりします(わかりやすい!)
音の違いを検証
せっかくなのでトゥルーバイパス4連結、直挿し、トゥルーバイパス4連結+バッファ(BOSSのSD-1で代替)で音の確認しました!劣化がわかりやすいようにトゥルーバイパスのエフェクターは4個使用、シールドの長さは合計6m以上としました。使用機材はコチラ


ギターはこちら!E2のM2です!

続けてオーディオインターフェースとDTMソフトを用意。ソフトはCubaseを使いました。準備ができたところでいざ録音!そして肝心の波形は…こんな感じ↓

波形だけだと直結が1番元気。次に元気良さそうなのがトゥルーバイパス4連結、バッファありという結果になりました。
次に録音した音を聴いていきましょう!まずトゥルーバイパス4連結
これだけだとよくわからないですよね(笑)。なので次に直挿しをどうぞ!
直挿し(シールドは3mのものを使用)は明らかに音の出方が違いますね!次にバッファありの音を聴いてください!
トゥルーバイパス4連結と比べて高音域のぎらつきがしっかり出てきてますね。トゥルーバイパス4連結で失われるであろう高音域がバッファ処理で復活している、という感じ。
個人的には平たいような音になった印象を受けました。これがバッファくさいという音なのかな?(バッファ処理された音は好みがわかれる、というのも分かる)
ちなみにBOSSさん公式によるとバッファ処理された音はシールドが合計30mまでなら音質劣化がないとか…(音作りにおけるバッファの重要性(BOSS公式HP)より)
意外な落とし穴
ワイヤレスシステムではバッファ処理される
ワイヤレスシステムとはエレキギターとエフェクター・アンプを無線でつなぐ機材のこと。ワイヤレスシステムのレシーバー(エフェクターなどにつなぐ側)の出力がローインピーダンスに設定されていて、いわばバッファ処理された状態

原音がいい!という方はシールドでつなぐのがオススメです!
ハイインピーダンスを想定して作られたエフェクターもある
ファズやヴィンテージ系のエフェクターやボリュームペダルの中にはハイインピーダンスで接続されることを前提につくられたものもあります。要注意ですね
バッファ処理してローインピーダンスになった状態でつなぐとヘンテコな音になったり思うような効果が得られないこともあります!

そういうときはエレキギター→ハイインピーダンスのエフェクター→バッファ…といった具合につないであげればOKです!
アクティブピックアップはローインピーダンスで出力される
エレキギターのピックアップがアクティブ(EMGなど)の場合、エレキギターから出る電気信号はバッファ処理されてローインピーダンスで出力されます。
そのためトゥルーバイパスを連結しても音が劣化しづらくなっています。もちろんバッファを使うことでバッファの恩恵が受けられます!
ただ気を付けなければいけないのはエフェクターの入力がハイインピーダンスを想定している場合。前項で話したインピーダンスが原因でエフェクターの性能が十分に発揮できない場合があります。
また、ボリュームペダルなんかはハイインピーダンス用、ローインピーダンス用で分かれているので自分のギターのピックアップに合わせて使い分ける必要があります!
まとめ
こちらは僕の使用機材です。

ワイヤレス(バッファ)→TONEX ONE(バッファ)→MG-300(バッファ)といった具合です。バッファ処理の三段重ねですね(笑) 「この音がええんや!」という感覚だけを頼りにした結果こうなりました(笑)。
世のなかにはトゥルーバイパス信仰やバッファ最強説などいろいろあります。でもギターの音って自己満足による部分が大きいんですよね(こだわったところで気付いてくださる方はごく一部ですし…泣)。
今回勉強してみて思ったのは音作りの過程でバッファードバイパス、トゥルーバイパスはあくまで知識として持っておくもの。狙った音になればOK!そしてこの過程こそが音作りの楽しさだな~と再発見につながりました!
今回の記事が皆さんの音作りの参考になれば幸いです!次回のエレキギター関連記事も楽しみにしていてください!では素敵なギターライフを!!
