【ギター音作り】ヨルシカ/あの夏に咲け
先日、セッションでヨルシカの「あの夏に咲け」を演奏してきました。
担当はリードギター。普段演奏しないジャンルだったのもあって音作りは一苦労…
演奏面も速弾きとカッティングを交えたフレーズ満載で激ムズでした…
今回は音作りと演奏面で苦労したことや気付いたことをまとめました!
使用機材
ギターはSSHタイプを使用
今回使用したギターはSSHタイプのSpirit by STEINBERGER GU7-RC。
ピックアップはセンターとフロントを切り替えてシングルコイルのみ使用

1番のサビから2番のAメロまではセンター、2番のAメロから最後までフロントを使いました!
ハムバッカーも検討しましたが…カッティングや単音演奏が多く、チャキチャキと抜ける音にしたかったのでシングルのみに。
イントロやソロ後のCメロでもクリーンとディレイの音が綺麗にバンドサウンドに馴染んだ!ので選択は間違ってなかったのでしょう!!きっと!!!
エフェクターはマルチのNUX MG-300
セッションでしたし他の曲も演奏もあったので手軽さ一択でマルチにしました。(ちなみに僕は空間系はマルチ以外持ってない)

プリセットを36個まで作れるので音色多いときは本当に助かります。
音作り(音源付き)
原曲と聴き比べるとローやミッドが強かったりバンドサウンド感強めになってます。に近づけたい人にはあんまり参考にならないかもしれません…
マルチの器用貧乏に直面
MG-300はなんでもできるコスパ抜群機材!なんですがちょっと器用貧乏でプリセット切り替えが前後にしかできない
「あの夏に咲け」はバッキング→ディレイ→バッキング→ソロ→ディレイ→バッキングという音使い
一方向に切り替えるとプリセットが6個もいる。6は悪魔的でメタラーには良い数字だけど少ない方がスマート。スマートな方がかっこいい!
減らす方法考えた結果、前後切り替えすればプリセット5個でいけるやん!ってことに気付く!
まずプリセットを①④ディレイ②⑤バッキング③ソロの5個作る。
んで最初に使う音は②のバッキングにして、切り替え順を②→①→②→③→④→⑤
↑この順にすることで音の切り替えは解決しましたとさ
バッキング
バッキングの音作りはこんな感じ(弾けてないのはご愛敬!)
| エフェクター種類 | モデリング名(モデル機材) |
| コンプ | RED COMP(MXR ダイナコンプ) |
| 歪み | BLUSE DRIVE(Boss BLUES DRIVER) |
| アンプシミュレーター | 1987X 50W(1989 Marshall 1987X 50W) |
| ノイズリダクション | NR(モデル機材リストになし) |
| コーラス | CHORUS+(TC CHORUS) |
| リバーブ | PLATE(EMT 140 Plate Reverb) |
コンプレッサーはSENSを10%、OUTPUTを50%
ブルースドライバーはVOLUMEとTONEとGAINを50%
アンシミュはGAINとPRESENCEを50%、BASSを20%、MIDを40%、TREBLEを60%
ノイズリダクションはTHRESHOLDが10%、DECAYが70%
コーラスは全部10%でうっすらかかっている程度
リバーブはMIXが25%、DECAYが10%
これでチャキチャキ感と単音の音抜けが程いい感じに!2番のAメロのクリーンも指弾きで若干歪みが乗るくらいに調整できます。
ディレイパート
ディレイの音はこんな感じ(タッピングに合わせてフレーズも変えてます)
| エフェクター種類 | モデリング名(モデル名) |
| コンプ | RED COMP(MXR ダイナコンプ) |
| 歪み | BLUSE DRIVE(Boss BLUES DRIVER) |
| アンプシミュレーター | 1987X 50W(1989 Marshall 1987X 50W) |
| イコライザー | 6バンドEQ(モデル名なし) |
| ノイズリダクション | NR(モデル名なし) |
| コーラス | CHORUS+(TC CHORUS) |
| ディレイ | ANALOG DELAY(Boss DM-2 Analog Delay) |
| リバーブ | PLATE(EMT 140 Plate Reverb) |
ディレイパートはアタック感を薄くした広がりと暖かみのある音作りを目指しました。
過去の夏の思い出を美しい記憶にして思い出してる感じっていうのかな?綺麗なサウンドで感傷に浸るような…言葉にするのは難しいかも
肝心の音はイコライザでがっつり100Hzと6.4kHzを削り、1.2kHzを持ち上げるとアタック感薄くなっていい感じ
ブルースドライバーのおかげで芯が残りつつ暖かみのある音も出せてるんじゃないかと!
ディレイの設定はニュアンスでええ感じのとこに
全体的に抽象的な感じですが足し算と引き算使いながら作りました!
ソロ
使用エフェクターはバッキングと同じ。
アンシミュやブルースドライバーのEQ、GAIN、TONEを全体的に上げてます。
音が前に出すぎても曲の雰囲気から浮きそうだったので…バッキングより気持ち目立つくらいの音量と音抜けにするイメージでやりました!
ソロ最後の泣きがめちゃくちゃ気持ちいいです
演奏時に気を付けたこと
ディレイパートはタッピング
聴けば聴くほど美しさを感じちゃうイントロとソロ後のディレイパート!
最初はピッキングでやってたんですがどうしてもピックの硬さが出る…使ってるピックがJAZZⅢだから仕方ないのかも知れないけど気に食わない!
そこでタッピングにしたらええ感じに柔らかさが出てくれました
JAZZⅢより柔らかいピックを試すのもアリだったかも
あと、タッピングにすると右手が弦と擦れて音を拾うことがあります。僕はノイズリダクション強めにかけて鳴りにくくしてました
2番のAメロは指弾き
2番のAメロはクリーンの音がエモい!エモさひねり出すにはどうしたらいいのか…
指で弾いたら柔らかくなるやろ!ってことで指弾きしました。
ピックで弾くとどうしても歪んだ音になりがち。指弾きなら細かなタッチも表現できるのでクリーンパートでは結構使えると思いました。
2番のBメロはリズムを特に意識
多分曲中でリードギターが一番難しいパートじゃないかな。2番のBメロ
基本はペンタなんだけど裏拍から入ったり16分が混じったりとめちゃくちゃです
メトロノームでピって鳴るじゃないですか。あのピって鳴る時にどの音が来るのか、それをしっかり意識しながらやらないとすぐにズレる。
メタルのようなガチガチさとは違う、かっちりしたリズム感を鍛えられる鬼パートでした…
ソロは勢いでなんとかなる
AメロやBメロと違ってソロはリズムが取りやすく、頭の位置さえズレなければ勢いでなんとかなります。多分
ソロもペンタ一発のフレーズなので速弾きもそこまで苦労しないかも。
それでも速弾きの後に一呼吸置くようなフレーズが来た後に16分が来る。
ソロは16分のところでリズムがズレやすいので注意が必要かも。
参考にしたTAB譜動画
まとめ
「あの夏に咲け」はリードギターのリズムがキッチリしていて、ロボットみたいにタイトな演奏が求められたな、という印象でした!
リズム取りと演奏技術の基本が目いっぱい詰まってるので弾きがいのある曲です!
ギター初心者にオススメできませんが、ステップアップでチャレンジするにはもってこい!
さてもっと精進せねば!!
